それはmファンとの深い関係を築くためのコミュニケーションをデザインし、顧客企業がそれを実行できるよう支援することです。
クライアント企業が顧客との持続的な信頼関係を築きあげるためのコミュニケーションの仕組みを提供すること。会社のブランド価値を高め、選ばれ続ける存在となるように支援することともいえます。
周囲の「人」「会社」と深く結びつくプロセスの設計
単に情報を発信するだけではなく、顧客がその情報に共感し、ブランドに関心を持ち、最終的にファンになるまでの道のりを体系化します。このプロセスの各段階に応じて適切なコンテンツやコミュニケーション戦略を提供します。
企業のブランドメッセージを効果的に伝えるサポート
企業が自分たちの理念や価値を正しく発信し、それがターゲット市場でしっかり受け止められるようにします。企業の本質的な価値や強みを抽出し、顧客に対して効果的に伝える手段を設計します。
ファンを生み出し、育てる仕組み作り
一度の購入や利用に終わらず、顧客がブランドに愛着を持ち、リピートする仕組みを構築します。長期的な顧客関係を維持し、企業の収益につなげていく安定した基盤を提供します。
データを活用した顧客理解の向上
顧客の行動やニーズを理解するためのデータ分析を行い、それをもとにしたパーソナライズドなコンテンツやコミュニケーションを通じて、顧客にとって価値ある体験を提供します。これが、顧客との信頼関係を深める要因となります。
そこで、とにかく施策を打ってみたものの
①そもそも、採用や集客の導線が作れていない症状
②計画や狙い、一貫性のないファンマーケティングの施策、
③やりっぱなしの「点」施策、になってしまいがち、
というのがよくある事例です。
前提として、『マネジメント』の著者である経営学者・PFドラッカーの理論を礎に、「6マス・マーケティング」「ファンベース」などの幾つかの本質的な理論を組み合わせ、施策をおこなう仕組みづくりと実行支援をしています。
ドラッカーは「マーケティングが目指すものは顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることがマーケティングだ」と述べています。
弊社の支援先の社長も「なぜ当社なのか。なぜ当社に任せる、選ばれる企業と成れるのか。製品・サービスはもちろんのこと、応援される企業と成るためにもこの活動があると思っています」と仰っています。
カンパニーエディターは、競争の激しい市場の中で「なぜわが社なのか」を明確にし、選ばれる会社になるための投資を価値あるものにするための取り組みです。
そのために、以下の理念と手法を大切にしています。
「経営の要諦はファン作りにある。」
これは『年輪経営』の著者である伊那食品工業の会長・塚越寛氏が語った言葉です。現代の企業経営において、商品を売るだけでは十分ではありません。
競合が増え、顧客の選択肢が無限に広がる中で、重要なのは「信頼され、愛される存在になること」です。
つまり「商品を売る」から「関係を築く」への変革が求められています。
どんな会社にも、その会社ならではのストーリーがあります。
「カンパニーエディター」は、ただの事業活動ではなく、人の心を動かし、聞いた人が思わず感銘を受けるような「物語」として編み、伝えていきます。
それは、誰かの共感や勇気のきっかけになるかもしれません。そんな物語を一緒に紡ぎましょう。
情報化の時代、人の心に響くのは「美意識」と「知性」があるストーリーです。この二つ無くして情報化時代の顧客支持はえられません。
どんな製品やサービスであっても、美意識と知性に支えられた独自の哲学、そして思想が伝わることで、ファンになってもらえます。
なぜなら、私たち生活者が心から感銘を受け、支持するのは、表層にある商品やサービス以上に、その根っこにある見事なストーリーだからです。
ストーリーテリングで大切なのは、「歴史」と「愛」です。
経営者自身の人生の物語、会社がこれまで歩んできた道のり、そしてその土地が紡いできた歴史。
そして「愛」。それは、経営者が事業や製品に注ぐ情熱、社員やお客様への思いやり、地域とのつながりを大切にする心、そしてその土地や歴史に対する感謝の気持ちです。
愛があるからこそ、ただの出来事やデータではなく、人の心を動かすあたたかなストーリーが生まれます。
愛と歴史をストーリーテリングの資本として集め、独自の思想・哲学を伝えるブランドストーリーを編んでいきます。
ブランドストーリーを、最も身近な「支持者」である社員、第二にお客様、次に株主や地域の方々などのステークホルダーに届け、喜んでもらい、共感の輪を広げていただきます。
愛されるより愛すること。新規開拓をするよりも支持者の皆さまに喜んでいただき、自然とその想いが広がっていくような取り組みを一緒に考えていきます。そのために社員や愛用顧客様へのヒアリング・インタビューやアンケートを通じて、顧客分析をおこない、愛するお客様像を明確に言語化していきます。
売上を支えてくれる2割のお客様であるファンを理解し、ファンが喜んでくれるコミュニケーションを仕組み化し、実行していきます。
コミュニケーションにおいて、「コミュニケーションは伝える側ではなく、聴く“受け取る側”が主導権を持っている」とドラッカーは述べています。
つまり、事業を継続するうえで、自社の発信を快く受け取ってくれる、よき「聴き手」が欠かせないということです。
カンパニーエディターはよき聴き手=ファンリストを作成し、関係性を大切にしながら、コミュニケーションをおこなっています。
もちろん「認知」や「獲得」の手段として 流行りのSNS・トレンドの施策の活用も大いに検討すべきです。ただし、それは非常に競争が激しく、多くのリソースをさく必要が出るでしょう。
短期的な視聴者数を争う渦中に入るのは、本質である目的から逸れることもあります。またプラットフォームに左右されるため、一時的な益に過ぎず、狩猟採集的な側面があります。
カンパニーエディターは、土を耕し種をまいて芽吹いた苗を育てていく農耕的な土台を整えていくことを中心に据えています。それはプラットフォームに左右されづらい、自社の公式サイトやメールマガジン、Podcast、電子書籍といった自前のプラットフォームを育てていくということです。
『小さな会社の勝算 90日で売れる仕組みになるデジタルマーケティング』谷田部敦著で述べられている「6マス・マーケティング」という考え方があります。
「認知→関心→信頼→フロント商品→メイン商品→リピート」という一連の流れの中で、ファンにより喜んでもらうためのコミュニケーションやコンテンツ体験を実行していきます。こうすることで、単発的になりがちな施策で終わらず、お客様との関係性を深める施策に変わっていきます。
単発的な施策を「点」から「線」に変え、自然の理のごとく循環する流れを仕組み化することが事業を支える。お客様との関係性を深めていける。そんなふうに私たちは考えています。
1.現状の施策分析
…現在の「目的地=結果」に至るまでの「課題」には原因が必ずあると考えています。そこで、マーケティング施策や、その数値をまずは分析し、課題の「原因」を明確にします。
– a.問診を行い、どのような施策や配信を行っているか洗い出します。
– b.サイトを分析し、流入経路や数値について分析します。
2.顧客分析・顧客理解
…N1(愛用顧客)インタビュー(最低2−3名)を実施。顧客にとっての核となる価値、コアバリューを掬い取り、明文化します。また、愛用顧客が辿った認知〜リピートまでの一連の流れを、再現性を持たせるためのカスタマージャーニーに落とし込みます。
3.施策の方針を定め、計画を立案します。
…現状分析を元に、会社の方針もヒアリングしながら、半年から1年におけるコミュニケーション計画の全体像を設計。実施計画を立案します。
4.改善施作を実行し、6マス・マーケティングの仕組みを実装します。
…弊社が代わりにおこなう又はお客様のリソース(マーケティング・広報・ブランディング担当社員)を活用しながら実行支援をします。定期的に効果測定をおこない、施策を改善していきます。
①より細かく具体的な調査を行い、②戦略を策定し、③施策を実施する
これが治療方法です。まずは幾つかの施策を行い、効果と難易度が低い自社に合うカードを見つけ、それを継続していきます。
<問診例>
お客様は誰か…そもそもどのような人を対象にしているのか
お客様は何を買うか
…その人たちが必要としている効果、満足はなんでしょうか?
…お客様の不安、不満、不便、不利、不足は何でしょうか?
お客様どこにいるか
…土地 / 趣味嗜好や価値観 / ライフステージ的にどこにいるでしょうか?
弱みをチャンスに変える:商材やサービスの弱みは、何か
…なぜ弱みなのか、なぜ不安や脅威と感じているのか、
お客様にどうやって到達するか
…その人たちに買ってもらうためには、どのような流通チャンネルが最も有効か
ステップ1 認知導線・施策がない
・顧客配信リスト
・Instagramの企画・制作・運用
ステップ2 獲得導線・施策がない
・イベント、プロジェクト型のコミュニティ
・オンライン・オフラインの体験ツアー
・〇〇お試し会、〇〇説明会
ステップ3 共感と信頼導線・施策がない
・コンテンツの制作・入稿|公式サイト、公式ECサイト、ランディングページ
・コンテンツの配信|メールマガジン、note、ポッドキャスト、LINE
ステップ4 フロント商品導線・施策がない
・愛用顧客を分析し、共に企画します。
ステップ5 メイン商品・施策がない
・愛用顧客を分析し、共に企画します。
ステップ6 リピート・施策がない
・愛用顧客を分析し、口コミが生まれる仕組みを提案し、実施します。
※基本的に、「誰に届けたいか?」という目的におうじて、使う手段は変わります。他社と同じやり方を踏襲するとうまくいくわけではありませんので、あなたの会社にとって費用対効果の高い施策を探す必要があります。
企画・制作し、関係者に体験していただくコンテンツは、以下のような役割を持ちます。
<共感>
経営者のビジョン・価値観
対談やオンラインセミナー
<信頼>
・実績・事例を紹介コンテンツ
・愛用お客様インタビューコンテンツ
・レポート取材 /研修やイベント
自社の考え方や価値観の発信をおこない、コンテンツを資産として蓄積しながらコミュニケーションできるようになります。定期的な情報発信の仕組み作り=お客様と関係性を深めていく基盤を築きます。
つまり、「ご縁」のある人や会社との関係性をより深めていただけます。育んだ縁によって、事業提携などのパートナーシップやコラボ、お仕事の受発注といった助け合い・支え合いへと結びつく事例もございます。
1. 自信を持って商品・サービスを届けられるようになった
…商品が完成してから販売計画を考えるのではなく、事前にプロモーション全体を設計するようになった。訴求ポイントが整理されているので、店頭でもオンラインでも一貫したメッセージが伝えられる。だから、自信を持って商品を届けられるし、どんなお客様にも思いが伝わっている。
2. 話すだけで思いが広がる仕組みができた
…自分の思いを話すだけで、カンパニーエディターがそれを優れたコンテンツにしてくれる。発信されたコンテンツが、ステークホルダーや顧客との継続的なコミュニケーションの場を作ってくれた。自分では手が届かなかった範囲まで、自然とつながりが広がっていくのを実感している。
3. 温かい人間関係が築けるようになった
…キーパーソンや他の企業と対話の場を持てるようになり、信頼し合える温かい関係ができた。これまでは孤独を感じることもあったが、今では協力し合える仲間が増え、未来に向けたビジョンを共有できる環境が整っている。
4. 新たな事業の可能性が見えた
カンパニーエディターでの発信を通じて知り合った人々・企業への視察や交流をとおして、自社の強みを活かした新しい事業モデルが浮かび上がった。たとえば、他社の技術を取り入れる話が進み、具体的な提携の段階にまで至った。これまで見えなかった可能性が形になっていくのを感じている。
5. 採用活動に幅が出た
大学生や就活生と接点を持つ機会を作れたことで、採用活動が活発になった。特に地域に根ざした活動に興味を持つ若者が集まりやすい環境が整った。会社のビジョンを共有し、仲間になりたいと思ってもらえることが増えている。
6. 応援してくれる人が増えた
…SNSで発信した内容に共感し、友人や知人が「いいね」やシェアをしてくれるようになった。その結果、自社の取り組みや価値観に共鳴する人が少しずつ増えている。自然と応援者が増えることは、想像以上に励みになる。
7. インターネットの検索結果に自社の価値が反映された
…以前は会社名で検索しても、表面的な情報しか出てこなかった。今では、活動や背景にある価値観までが検索結果に反映されている。コンテンツが資産として蓄積され、会社の本質が正しく伝わるようになったと感じている。
自分の思いが形になり、人とのつながりが広がり、新たな可能性を手に入れる――これが、サービス導入後に得られた成果である。
Copyright (c) EDUCERE Inc. All Rights Reserved