自慢のサービスや商品があるのに、それを必要としている人に届けることができない、つながることができない。そんな状態はもどかしいものです。
ユーザーからの「あの街の名所といえばここ」「こんな体験をしたいならこの商品」といった支持を集めるには、サービスや商品を知ってもらい、好きになってもらう必要があります。
しかし、どうすればサービスの価値が伝わるのか、どんなコミュニケーションをすれば気づいてもらえるのか、そのアイデアは一朝一夕には出てこないもの。
エドゥカーレはそんな悩みを持つ企業のファンを増やすため、さまざまな方法でアプローチします。
島根県、隠岐の島にある「Entô(エントウ)」。
島の大自然を楽しみながら宿泊できるジオパーク拠点施設として、株式会社海士が2021年に開業し、そのコンセプトや環境に配慮した建築が開業当初から注目を集めました。
しかし今後もずっと愛されていくためには、一時的な集客だけでなく、顧客との深い信頼関係を築く取り組みが必要です。
またご依頼の際には「社内リソースを活かして継続的に情報発信できるようになりたい」というご要望をいただきました。
そこでエドゥカーレは、ブランディング専任担当として、また顧問編集者として、社内のマーケティングチームとともにEntô公式サイトの編集部を設立。
社内チームと毎月ミーティングを重ね、隠岐の島に滞在する価値を知ってもらい、島のファンになってもらうためのコミュニケーション設計を企画し、運用していくという形で支援をおこなっています。
Entô ブランドサイト
今回のケースで中心に据えている取り組みは、顧客価値の再発見とコミュニケーション開発。
顧客にとって隠岐の島に中長期滞在することのベネフィット(便益)=価値を可視化し、届けていくことです。
そこで取り組んでいるのが、公式サイトのジャーナルの企画・運用。
島でオリジナルな旅を楽しんでいるEntôのお客様にスポットを当て「私が遠島を旅する理由」という企画を配信しています。
この記事コンテンツの作成にあたっては、Entôのスタッフ自身が、カメラマンやライターを務め、現場ならではの感性を取り入れて取材。
その企画をエドゥカーレが統括・ディレクションしています。
現場で働くスタッフたちは日々、お客様とふれあい、それぞれが島でどんなふうに過ごしているのか、何を楽しんでいるのかを肌で感じています。
そんな、現場が知っている隠岐の島とEntôの価値を最大限に引き出し、読者に伝わる形に仕上げていくのがエドゥカーレの役割。社内チームの力を活かしながら、旅を楽しむお客様の生の声を伝える記事を月に数本ずつ制作・配信しています。
あわせて、公式サイト以外にもメルマガ、Facebook、Instagramも運用。また、訪日外国人旅行者に向けて英語でも発信。
様々なチャネルからお客様と触れ合う導線を整えています。
このような運用を中長期的な視点で続けることで、隠岐の島の滞在価値を高め、「隠岐ユネスコ世界ジオパークの泊まれる拠点施設といえばEntô」というイメージを確立しようとしています。
自社の価値を支持してくれるファンを増やしていきたいが、それを担う専門の部署がない、知見や経験がない、手が回らない。
そんな悩みを持つ企業に、顧客分析からブランド設計、コミュニケーション開発にいたるまで、エドゥカーレはとことん寄り添います。
社内のリソースを活かしたいというご要望に対しては、並行してチームビルディングや研修を通した組織開発も担い、長期的に自走できる体制を支援していくことも可能。
場合によっては経営コンサルティングやマーケティング専門の会社とも連携しながら、それぞれの企業にあった施策を形にしていきます。
よくある大々的な宣伝やキャンペーン施策はインパクトが大きく、一時的な集客を可能にします。
しかしそれは一過性のもの。また、そのキャンペーンで得られることに集まる人々が多数で、企業の本質的なブランド価値を支持してもらうことに繋がっていないのが多くの実情です。
一方Entôの事例のような継続的にお客様とやりとりを続ける施策は、共感や信頼によって、お客様との関係を深めています。
Project Owner:株式会社海士Project direction and production:合同会社エドゥカーレ
記事内写真引用元:Entô ブランドサイト
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