概要
プロジェクト概要
- クライアント:酒井すこやかファミリークリニック
- 支援内容:クリニックのコアコンセプト設計およびネーミング・ロゴ開発
この実績のポイント
- 本質を言語化するコンセプト設計: 開業にあたり、まだ明確になっていなかったクリニックのあり方を深く掘り下げ、すべての意思決定の軸となるコンセプトを定義しました。
- 名前から伴走するブランディング: 先生の医療に対する思想や経験を紐解き、これからの提供価値を象徴する「酒井すこやかファミリークリニック」という名前へと結実させました。
- 一貫性のある具現化(ネーミング・ロゴ): 抽出したコアコンセプトを起点に、名称からシンボル、独自のタイポグラフィまでを一貫したストーリーでデザインしました。
サポート内容・施策
エドゥカーレでは、新しいクリニックの産声ともいえる名前を決めるところから、その根底にある想いを形にするデザインまで、一貫してサポートしました。
1. クリニックの核を導き出す、コンセプト設計とネーミング
プロジェクトは、クリニックの進むべき方向を言葉にすることから始まりました。酒井先生がこれまでの現場で何を感じ、どのような医療を届けたいのか。深い対話を通じて、まだ先生のなかに眠っていた本質的な価値を整理し、コンセプトとして定義しました。
- コアコンセプトの抽出: 「ただ病気を治すだけが正解ではない」という独自の医療観と、「親が元気であれば子も元気になる」という価値観を軸に、治療中心ではなく、家族全体の健やかさを支える医療のあり方を定義。
- クリニック名の決定: 策定したコンセプトをもとに、複数の案の中から、心の健やかさまでも丸ごと支えていく決意を込めた酒井すこやかファミリークリニックという名前に決定しました。
クリニック名の提案資料
2. 想いを形に宿す、シンボルマークのデザイン
ロゴマークには、定義したコンセプトである「親の元気が子供の元気につながり、幸せが広がっていく」という想いを反映させました。対話の中で出てきた先生の心の拠り所である霧ヶ峰高原の風景も、デザインを深める大切なエッセンスとなっています。
- マークの構造: 中心にある大小二つの芽は、寄り添う親子を象徴しています。それを柔らかな円が包み込むことで、クリニックが家族を支える大地となり、心を潤す水となり、成長を後押しする太陽のような存在であることを表現しました。
- 色使い: 高原の澄んだ空気や癒しの水、未来を照らす光をイメージしたグラデーションを採用。清潔感を保ちながら、どこかお守りのように持っていたくなるような優しいトーンを目指しました。
ロゴの色やグラデーションのパターンの提案
3. クリニックの“らしさ”を伝える、独自の文字デザイン
名前の文字(ロゴタイプ)は、クリニックの第一印象を左右する重要な要素です。今回は、清潔感や誠実さの中に、相談しやすい心の余裕を感じさせる独自の文字を一から構築しました。
- 誠実さと安心感: 地に足のついた安定感のある骨格で、地域医療を支える責任感を表現しています。
- 親しみやすい抜け感: 文字のラインにわずかな隙間(抜け)を作ることで、伝統的なお堅い病院のイメージを払拭。風通しの良い、何でもフランクに相談できるような雰囲気を演出しました。
- 手触り感のある優しさ: 角に微細な丸みを持たせることで、家族を丸ごと受け止める柔らかさを共存させています。
アフター・結果
今回のプロジェクトで策定したコンセプトは、ネーミングやロゴに留まるものではありません。これは今後、空間設計やコミュニケーション、サービス設計など、クリニック全体のあらゆる意思決定の基準となる“中核”として機能していくものです。
地域に長く親しまれた場所を引き継ぎ、新しく産声を上げた酒井すこやかファミリークリニック。この旗印とともに、先生が地域の方々と紡いでいく物語がより豊かなものになっていくことを願っています。
メンバー