本プロジェクトでは、自治体担当部署がこれまで抱えていた「資料の伝わりづらさ」や「一過性の取り組みで終わってしまう」という課題を丁寧に整理し、外部パートナーとしてその改善に伴走しました。
まず、企業誘致に関心を持つ都市部の企業・関係人口層に対して、地域の魅力が効果的に伝わるデジタルプレゼン資料を開発。従来の紙の配布資料に代わり、現場の職員が実際の説明や提案に使えるツールとして設計しました。
そのうえで、地域の取り組みや事例を紹介するオンラインイベント(ウェビナー)を企画・運営。「里山仕事ラボ」と題し、地域資源を活かしたビジネスに焦点を当て、都市部からの参加者に新しい関心を喚起しました。参加登録者は約50名を超え、自治体主催イベントとしては非常に高い関心を集めました。
イベント終了後は、参加者との継続的な関係構築を目的に、メール配信基盤の整備や地域体験プログラムとの接続も支援。単発で終わらない、循環型の関係づくりを意識した設計となっています。
これまでのような“待ち”の姿勢ではなく、こちらから関係を築きにいくという動きが生まれました
職員自身が地域の魅力を語れるようになり、提案の質も上がったと感じています
庁内でも他部署から『こういう形もあるんだね』と関心を持たれるようになりました
自治体職員より
地域の持つ可能性を、必要としている企業や人々にどう届けるか。
その鍵は「誰に、どう届くのか」を設計するマーケティング的な視点と、現場の担当者の意志です。
エドゥカーレでは、単発のイベント運営ではなく、自治体担当者の実現したい未来に寄り添いながら、戦略と実行をサポートしています。
今後も、地域に根ざした挑戦が“点”ではなく“線”となるよう、共に歩みを進めてまいります。