発酵菌と共に暮らす次世代の食文化を提案する『10% I am』。その挑戦に、私たちカンパニーエディターは寄り添い、ブランドの発信基盤を共につくりあげてきました。この記事では、ブランドの哲学と、それを社会に届ける仕組みづくりをどう支えてきたのかをご紹介します。
滋賀県高島市発の発酵食品ブランド『10% I am』は、化学調味料や保存料を使わず、発酵の力だけで素材の旨味を引き出す漬物ブランド。百貨店の催事や展示会で一定の認知を得ていたものの、イベント後の顧客フォローがなく、顧客リストの活用や継続的なコミュニケーションに課題を抱えていました。
ブランドへの信頼と認知を高め、リピーターを育てる。会員との関係性を深める仕組みをつくり、自走可能な発信体制を整えることが本プロジェクトの目的です。
スタッフが自ら構成案をもとに原稿を作成。未経験からスタートした担当者が、ユーザー目線の等身大の言葉で語れるよう、月1回の定例会で発信テーマを共創し、カンパニーエディターが編集をサポートしています。
顧客インタビューは、購入動機や利用シーン、商品に感じた価値を深掘りし、読み手が共感できるコンテンツづくりの源泉に。今後の拡充に向け、インタビュー計画も進行中です。
年間発信カレンダーをベースに、季節商品に合わせた提案や、発酵×酒や、こだわり製法やブランドストーリーの発信を実施。InstagramなどSNS連動による認知拡大も見据えた発信体制を整備しています。
メルマガ執筆経験ゼロのスタッフが、実際の配信文を書き上げるまでに成長。たとえば「父の日」の配信では、アウトドア好きな父への思いを込めた、パーソナルな読み物として仕上がりました。
半年間でメールマガジンを配信し、そのうち半数が売上に直結し、直近では前年同月比115%の売上増を記録。コンテンツ設計から編集・配信まで伴走したことが、成果に結びつきました。
『10% I am』の支援は、日本の食文化には発酵が絶対に欠かせないものであり、人間と菌の営みというかけがえのない営みを未来に残していく活動です。私たちはこの取り組みを、日本の原風景を守り、次の世代へと繋いでいくものとして位置づけ、大切に関わらせていただいています。ぜひ今後の展開にもご注目ください。
これからも、ブランドの価値を社会に流通させる役割として、私たちカンパニーエディターは伴走していきます。
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