
エドゥカーレでは、栃木県那須野ヶ原で80年以上の歴史を持つ「鈴木電機(通称:スズデン)」様のロゴ刷新およびVI開発を支援しました。
今回のプロジェクトは、単に「マークを新しくする」ことだけが目的ではありませんでした。80年という節目に、これからの事業展開や採用を見据え、自分たちが「何者であり、どう見られたいのか」という存在意義を再定義する、極めて重要なプロセスでした。
ビジュアルを設計する前に、まずはスズデン様が歩んできた80年の歴史と、未来への意志を徹底的に整理する「ブランディングの設計」を行いました。

ロゴの制作には、2025年9月から11月までの約3ヶ月間を要しました。当初から多くのパターンを提案し、議論を重ねましたが、なかなか「これだ」という決定打に辿り着けない時期もありました。
しかし、このじっくりと対話を重ねた過程で対話の解像度が上がり、最終的に全員が納得する指針に辿り着きました。プロジェクトの終盤、改めてスズデンの人格について深く掘り下げた際、浮かんできたのが「器の大きい先導者」という言葉です。
このキーワードが見つかったことで、メンバー全員の迷いがなくなり、進むべき方向がひとつに重なりました。スズデン様のこれまでの歩みと未来を象徴するこの言葉が、ロゴを最終的な着地へと導く大切な指針となりました。



デザインの提案においては、単にロゴマークを見せるだけでなく、以下のような多層的なプレゼンテーションを行いました。


どの企業様とも、正解へ辿り着くまでの道のりは一様ではありません。スズデン様とは、戦略設計からロゴの細部まで「たくさん話し合う」プロセスを経たからこそ、この力強いアイデンティティに到達することができました。
完成した新ロゴは、那須疏水の「水門」を起点に、地域の力が集まる「結節点」を表現したものとなりました。
このロゴと「器の大きい先導者」という言葉は、今やスズデン様のブランディングにおける共通言語となっています。名刺のデザインも完了し、現在は新ロゴを旗印にコーポレートサイトの制作も進行中。並行して支援している「鈴木電機」「那須野ヶ原みらい電力」のnote発信など、多角的な情報発信を通じても、一貫したブランドイメージの浸透が始まっています。
ロゴは何度も作るものではありません。スズデン様にとっても、私にとっても、この80周年の節目に立ち会うのは一度きりの挑戦でした。 A案から始まりG案に至るまで、多くの時間を共にしたからこそ、表面的な美しさではなく、内側から滲み出るような『人格』を言葉と形に込めることができたと感じています。迷いながらも対話を止めなかったことで生まれた『器の大きい先導者』という言葉は、これからのスズデン様の歩みを力強く支える光になると確信しています。
エドゥカーレ担当者

