いつも読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、編集とコミュニケーションデザインの現場から、業種を問わず使える実践事例を共有します。
事例としてお話しするのは、老舗の洋菓子店さんのクリスマス施策です。
ただ、ここでお伝えしたいのは「クリスマスケーキの話」ではありません。
これは、
期間限定商品
今いちばん力を入れたい商品・サービス
に、そのまま置き換えられる話です。
① 商品・サービスを「ちゃんと伝わる形」に整える
最初にやったのは、売り方ではなく見せ方と伝え方の見直しでした。
・押し出す商品を決める
・写真を撮り直し、魅力が伝わるものに変える
・写真の中にも短い言葉を入れて、ポイントを分かりやすくする
・文章は「この商品が選ばれる理由」に絞って書き直す
正直、最初は「悪くはないけど、よくも分からない」状態でした。
そこで、デザイナーとエディターが一緒に手を動かしながら、
「誰に向けた商品か」
「何がいちばんの強みか」
を整理し、ページをつくり直しました。
迷わせない。考えさせすぎない。
「いいな」と思った気持ちが、そのまま次の行動につながる状態をつくる。
ここが一番大事な土台です。
② すでに関係のある人に、きちんと知らせる
次にやったのは、新しい人を探すことではありません。
・これまでに買ってくれたお客さん
・ポイントカードを持っている人
・メルマガやLINEに登録している人
・SNSをフォローしてくれている人
こうした「すでにお店やサービスを知っている人」に向けて、
情報をきちんと届けました。
12月の初め・中旬・直前と、
タイミングをずらしながら、3〜4回案内しています。
売り込むのではなく、
「今年は、こういう形で用意していますよ」
と伝える感覚です。
③ 来られる人・使える人にだけ情報を出す
最後に意識したのは、
来られない人には無理に見せないということです。
店舗で受け取る商品なら、来店できるエリアの人。
イベントや教室なら、参加できる距離の人。
BtoBサービスなら、対象になりうる業種や規模の会社。
SNS広告や投稿も、
「誰でもいいから見てほしい」ではなく、
実際に使える・来られる人に絞って出しました。
この積み重ねで、売上は前年比144%。
特別なテクニックは使っていません。
・商品やサービスには自信がある
・でも、何をどう伝えればいいか分からない
・忙しくて、整えるところまで手が回っていない
そんな場合こそ、
伝え方を整理するだけで結果は変わります。
この事例が、
「うちのことかもしれない」
そう感じるきっかけになればうれしいです。




