竹中工務店の「調の森 SHI-RA-BE ®」(以下、翔の森)は、千葉県印西市にある竹中技術研究所に、緑地がもたらす価値を研究・実証するフィールドとして2019年に誕生しました。
研究所の敷地内にある1.0haという小規模な緑地でありながら、そこから生み出される生物多様性を保全するための機能や、緑地活用の可能性は無限大です。
「緑地」の価値といえば、まず思い浮かぶのが美しい景観を生み出すこと。
そして植物が育ち、動物が棲み、多様な生物が生きる場となる、ということではないでしょうか。
調の森にはもちろん、美しい景観があり、生物多様性を保全する機能があります。
しかしそれは、この森でおこなわれている研究の一部分。
調の森では、持続可能な社会を創造するためにかかせないものとして近年注目されている「グリーンインフラ」の技術が次々と生み出されています。
緑地によって現代の社会や都市が抱えるさまざまな課題を解決していくための取り組みが、広く、驚くほど深くおこなわれているのです。
建設会社として建物をつくり、街をつくってきた竹中工務店の経営理念は「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」こと。
「建築を業とするものは建築の職人であって、営利のみを追求する商人であってはならない。利害を超越すべし。」
この精神が同社の事業の根底にあるといいます。
竹中工務店はこの精神に基づき、価値ある緑地の創造に研究力を注いでいます。
私たちはSDGsが求める企業の社会課題解決への取り組みに対する答えの一つが、自然の持つ多様な機能を活かした多機能な緑地の創生と活用にあると考えています。 引用:調の森 SHI-RA-BE について
私たちはSDGsが求める企業の社会課題解決への取り組みに対する答えの一つが、自然の持つ多様な機能を活かした多機能な緑地の創生と活用にあると考えています。
引用:調の森 SHI-RA-BE について
調の森には、建築会社として都市や環境に長年向き合ってきた竹中工務店の技術力が、惜しみなく投入されています。
緑地がもつ機能とは、グリーンインフラとは、一体どんなものでしょうか。
調の森では実際に、どのような取り組みをおこない、どんな成果を上がっているのでしょうか。
#03へ続きます
■参考・出典
竹中工務店の環境活動はこちらをぜひご覧ください。
text / yoko wakayamaedit / takuro komatsuzaki
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「GOOD NATURE COMPANY 100」プロジェクトは、持続可能な社会の実現に向けた企業の活動内容を、おもしろく、親しみやすく、その物語をまとめたデータベースです。
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