今、失われつつある日本の原風景や豊かな自然環境。
この流れを食い止めることは、国や一個人の活動のみでは難しいのが現状です。
2021年に開催されたG7サミットでは、2030年までに国土の30%以上を自然環境エリアとして保全する目標「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」が定められました。
そこで今、重視され始めたのが企業や地域による自然保護の取り組み。
従来からある国立公園、国定公園など法令によって自然が守られる保護地域だけではなく、企業や地域がすでに持っている自然豊かな土地を守っていこうという考えです。
つまりこれからは、環境活動に積極的に取り組む企業を応援することが、健やかな自然を取り戻すことに繋がる時代となっていきます。
そんな時代に応援すべき企業の活動を紹介する、サスティナビリティレポート。
今回取り上げる企業はサントリーホールディングス(以下サントリー)です。
サントリーは、日本が「環境問題」に目を向け始めた当初から、経営の軸の一つとして環境活動に取り組んできました。
そのシンボルとなってきたのは、「鳥」と「森」。
サントリーはなぜ、50年以上前から鳥を愛して活動してきたのでしょうか。
そしてサントリーが誇る「天然水の森」の活動には、どんな思いや技術が注がれているのでしょうか。
その秘密をひもといていきます。
text / yoko wakayamaedit / takuro komatsuzaki
GOOD NATURE COMPANY 100 とは
「GOOD NATURE COMPANY 100」プロジェクトは、持続可能な社会の実現に向けた企業の活動内容を、おもしろく、親しみやすく、その物語をまとめたデータベースです。
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